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2008-02-09

中小私鉄を調べるの面白さ

 毎度、とりぬまぐみの車両台帳へのアクセスありがとう。うっとうしい梅雨、今まで撮りためた写真を整理しては…………。

 中小私鉄を調べる面白さは、個々の車両の辿って来た歴史だろう。
新製されてから一度もその地を離れる事が無いまま一生を終えるもの、大手私鉄で働いた後に第二の職場として中小私鉄に移るもの、それぞれにドラマがある。

 俺も多くの鉄道ファンがそうである様に、国電や大手私鉄の車両の写真を撮って歩いていた。テレビ番組で紹介された総武流山電鉄に行った事が、この道に足を踏み入れる要因となった。1両1両顔立ちが違う電車に魅力を感じ、写真を撮るだけでなくその生い立ちを調べる様になった。
 中小私鉄を調べ始めた頃、中小私鉄では戦前型を含めた吊掛車の全盛時代であった。間接非自動制御の様な、今までに見た事の無い運転方法があったりして興味は尽きなかった。
 当時は中小私鉄を巡る鉄道ファンなど皆無の状態で、突然の訪問でも現場の人は快く招き入れてくれた。お茶をご馳走になった事さえある。
 高松琴平電気鉄道の今橋車庫では1日一往復しか走らない訳が、車庫の方の話からメタルを使った台車の保守にある事がわかった。富山地方鉄道の稲荷町車庫では車輪にタイヤを挿入するところを見た。汗だくになりながらガスバーナーでタイヤを暖めている。我々の見えない所で電車の安全を支えている人達の姿を見た。土佐電気鉄道の桟橋車庫では制御器の仕組みを実際の制御器を動かして説明してもらった。
 現場の人にしか解らない苦労話を聞く事が出来た事は貴重な体験をしたと思っている。質問に答えてくれた職員の方には感謝している。残念ながら最近は車庫内の立ち入りを断られる事も多くなって調査がしづらくなった。

 『とりぬまぐみの車両台帳』には原本がある。ワープロで作った文書をA4のコピー用紙にプリントし、穴を開けてひもでとじるといった原始的なものである。移動や廃車など動きがある度に訂正を加えてきたが、中小私鉄の動向は雑誌などで発表される事は少なく、人知れずに姿を消す車両も多かった。先輩方が書かれた記事や過去の写真に頼っているのが現実で、現在と過去の写真を照合によっても推測の域を出ない事も多い。各鉄道会社毎にまとめていたが、会社の枠を取り払った。登場した年代で分類する事によって、それまでに見えなかった事が見えてきた。
 写真はとても人に見せられるものではないが、走っている姿にこだわっている。車検などで出て来ないものもあって、何度も通ったあげく…………撮れなかった車両も多数ある。

 使えるディスクに制限があるために時間が経った記事は削除していることを了承して欲しい。

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