北陸鉄道 モハ3741
転入/前所有 昭和53年 名古屋鉄道
新製 昭和6年 日本車輌
モハ3743 釜清水~下吉谷 59-6-4
<モハ3740形 3741~3744>
昭和53年(1978年)に名古屋鉄道より購入した半鋼製電車で石川線に7000形が投入されるまで働いた。
先頭部は貫通式3枚窓で、水切りが弧を描いている省線電車タイプの両運転台電動車である。前照灯はシールドビームを1灯、屋根上に載せている。前面窓はHゴム支持となっている。
側面の扉は2箇所で、窓は上段Hゴム支持下段上昇式、戸袋窓は上下共Hゴム支持としている。シル・ヘッダーを付けているが、段付きシルのものと平形シル、段付きシル・平形シルの両方を付けているものもある。車体の各部にリベットを残している。
通風器はガラベン、パンタは野町側に付けている。
走り装置はモハ3741・3742が東洋BT-1、モハ3743・3744はBrill-MCBタイプで、主電動機はTDK-516を装架、ES-155制御器によって制御される。
内装は窓枠を含めて木造でペイント塗装、上半分はベージュ、腰より下はグレイとしている。窓の内側には日よけのガラリ戸を入れている。座席配置はセミクロスシートで、扉付近がロングシート、車端部・扉間は転換式シートである。運転室は半室式で、車内灯は蛍光灯、扇風機は付けられていない。
瀬戸線の昇圧に伴って不用となったモ900形を購入、モハ3471~3744と付番している。
発送に先立って名鉄岐阜工場に於いて、前面窓のHゴム鋼体支持化、貫通扉・乗務員扉及び客室扉のプレス扉化、幌枠の取り付け等の改造を施工している。自社鶴来工場では電装、耐雪・耐寒改造を施している。
昭和6年(1931年)に知多鉄道 モ900形として日本車両に於いて製造された。名古屋鉄道発足によりモ910形に改番された。昭和33年(1958年)に片運転台化改造が施工され、昭和39年には電装が解除されてク2330形に改番されている。
昭和40年(1965年)に再び木造車600形の廃車発生品により電装工事が施工され、モ900形となって瀬戸線に移動している。昭和41年~43年にかけて座席をロングシートから扉と扉の間を転換シートに交換して特急車として活躍した。瀬戸線昇圧に伴って名古屋鉄道を去って北鉄と福井鉄道に移籍している。



