豊橋鉄道 モ1901 - 1951
転入/前所有 昭和61年 名古屋鉄道
新製 昭和32年 日本車輌
モ1952 芦原~植田 9-4-26
<モ1900形 1901 - モ1950形 1951>
< ~1906- ~1956>
昭和61年(1986年)に名古屋鉄道より5300形に機器・台車を譲って不用となった5200系の車体を購入、国鉄の廃車発生品を使って電装を施した車両で、平成9年(1997年)の昇圧まで働いた。
三河田原側Mcを1900形、豊橋側Mcを1950形とし、この2両で半ユニットを組んでいる。
先頭部はフロントガラスにパノラミックウインドウを組み合わせた3枚窓としている。外観上は貫通式であるが、熔接により固定されている。前照灯は中央に1灯、左右に補助灯を付けている。中央窓下には方向幕を埋め込んでいる。
側面の扉は片引き戸2箇所、側窓は2枚連続のユニットサッシの上段下降下段上昇式で、戸袋窓はHゴム支持である。裾の部分には絞りをつけている。
張り上げ屋根には、分散式ユニットクーラを3基搭載、両車とも連結側にパンタを付けている。
走り装置はウイング式コイルばね台車DT-21主電動機はMT-46A 出力 80Kwを4機装架、駆動方式は中空軸平行カルダンである。制御装置はMMC-10H-10Dで、各車が制御装置を持っていて自車のみ制御する形を採っている。制動方式はAMM式である。モ1950形には補助電源装置を搭載している。
内装は淡い緑色のメラミン化粧板で、床はリノリュウム張りである。天井には逆富士形のダクトを設け、ラインデリアを併用して冷房効果を高めている。座席配置はセミクロスシートとしている。シートは転換式で、前後4脚、窓間には16脚と扉付近に3人掛けロングシートとしている。モケットの色をオレンジ色としている。
冷房装置は補助電源装置組み込んだ空調システムCU-127A 10,500Kcal/hで、サービス電源用MGとは別に、空調用電源装置として25KVAのSIVを別に搭載する形を採っている。
塗装は豊鉄標準色、クリームにスカーレットの帯であるが、先頭部の帯の形が他形式とは異なり、オレンジ色の髭を付けている。
電装及び改造は自社高師工場で施工されている。走り装置は国鉄101系の廃車発生品DT-21・MT-46Aを用いて電装、名鉄が断念した冷房化改造は三菱電機が路面電車用に開発した軽量型の分散クーラを使うことで諸問題は解決し実施に踏み切った。
名古屋鉄道がSR車(SuperRomanceCar)グループ5000系に続いて、昭和32年(1957年)に日本車両に於いて新製したもので、2両固定編成6本12両が竣工している。
性能的には先発の5000系と同一で、ABF式制御装置、HSCブレーキを持つ高性能電車であった。
側窓は1段下降式を採用したものの、雨水の侵入による外板の腐食に手を焼いた事から、昭和53年(1978年)に上段下降下段上昇式のユニットサッシに交換している。合わせて外板の改修、内装の更新工事が施工された。
車体強度の関係から冷房化改造は断念され、機器・台車を供出して廃車、車体のみ豊橋鉄道に移った。
平成2年(1990年)までに6編成が竣工、名鉄5200系は全車豊橋に移った事になり、豊鉄では最大勢力となったが、7年余りの短命に終わっている。引退後、車体は解体されたが、走り装置及び機器は福井鉄道600形に転用された。
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